袋詰め充填受託業務 ①活性炭・木炭を使用する商品化のサポートについて
充填受託業務として様々な素材を取扱いますが、粒状炭(木炭・竹炭)や粉末活性炭の充填作業は静電気や粉塵処理を伴うため比較的、困難な部類に属します。
これらを狭い密室で取り扱うと、酸素欠乏や火災の原因を引き起こす場合があります。
また、木炭、活性炭は消防法による指定可燃物とされており、貯蔵あるいは取扱い量が10tまでに制限されます。
この木炭、活性炭の粉塵は空気の対流により広範囲に飛散するため、粉塵を吸引するための装置等を必要とします。
ただし、一度に吸引し過ぎると粉を無駄に吸い込むことになるため、その時々の状況に応じた微妙な調整が必要となります。
次に、粒状炭・活性炭を水質改善および空気中の脱臭・調湿を目的に使用する場合、充填する袋は通気性のある不織布を使用することになります。
不織布とは読んで字のごとく繊維を織らずに絡み合わせた布を意味しており、通気性は担保されます。
しかし、不織布は種類が実に多いため、空気、あるいは液体の侵入具合を調整したい場合には、使途に応じた材質および厚みを選択することになります。
次に、目の細かな木炭や粉末活性炭を袋に充填する場合、商品化した後の粉漏れが課題となる場合があります。
因みに、一般に見られる不織布では、ほぼ粉漏れを起こします。
そこで粉漏れ防止が必須の場合は特殊な不織布で対応しますが、透水性および通気性、熱シール性の適否も実地試験により検証いたします。
そして、不織布の選定が終われば実際の充填となります。
充填は木炭、活性炭の形状、粒度、水分率、粒度バランス、生産ロットに応じて適正のある方法を選択します。
自動充填に適正があるとした場合には、顆粒・粉末自動充填包装機機を使用します。
尚、この場合ではガイドの寸法があるため、袋の幅と丈それぞれに一定の制約があります。
ほか、仕上がった袋を剛性にする、またはファッション性を高めるためもう一つ別の大きめな袋に入れることも可能です、その際に縫製加工が必要となる場合でも対応しております。
このほか主な袋詰め受託業務 実績品
乾燥剤 調湿剤 除湿剤 脱臭剤 防錆剤 防虫剤 融雪剤 忌避剤 土壌改良剤 有機肥料