塩化カルシウムとは
塩素とカルシウムの化合物で、海水など自然界にも存在する無色の無機塩類です。吸湿性、潮解性があり、水やエタノールに溶けやすい性質を持ちます。炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)製造工程で、塩化アンモニウムに水酸化カルシウム(石灰乳)を反応させて製造します。使途の一つに吸湿を目的とした除湿剤があります。この吸湿は活性炭、シリカゲルなどの物理的吸着(ファン・デル・ワース吸着)と異なり、化学的吸着(共有結合)によるものです。 この塩化カルシウムの蒸気圧は大気に比べて低いため、蒸気圧差により雰囲気水蒸気圧と平衡するまで吸湿を続けます。 以下、塩化カルシウムが6水塩化カルシウムとなる化学式です。 CaCl2+ 6H2o → CaCl2・6H2o 吸湿後に潮解(液化)しますが、無機系および有機系吸液剤を用いることで結晶水を固化(ゲル化)させることができます。 このほか塩化カルシウムの使途として道路の凍結防止、融雪、霜柱防止があります。 これは塩化カルシウムを雪や凍結した場所に使用すると溶解熱が発生、また凝固点温度を下げることで(凝固点降下)雪および氷を溶かす働きによるものです。 |
主な塩化カルシウム製品
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