シリカゲルの組成は、ケイ素の酸化物である二酸化珪素(SiO2)が98%以上を占める、極めて安定した化成品です。
この珪素とは、地殻の約60%を占める重要な鉱物です。シリカゲルは大別するとシリカゲルA型とシリカゲルB型の2種類で、それぞれに多孔質構造を持ちますが吸湿性において異なります。
A型シリカゲルは一度吸湿すると放湿には150℃以上の高温を要するのに対し、B型シリカゲルは常温でも放湿します。また、比較的低湿度から吸湿を始めるA型に対し、B型の吸湿は高湿度型といえます。
いずれも親水性でアンモニアの臭いをよく吸着します。また、乾燥剤では唯一、国家標準となるJIS規格を持つ、水溶性・潮解性(液化)・腐食性・毒性を持たない安全性の高い物質です。

B型シリカゲルの内部は無数のすきま(気孔)で構成され、気孔の表面積は1gあたり約450㎡、畳で換算すると約300畳分にもなります。その毛細管状の構造より、使用開始時を起点に関係湿度が上がると湿気(水分)を吸湿、また下がれば取り込んだ水分を放出します。また、この作用を長期間繰り返すことで空間を安定調湿する働きがあります。シリカゲルB型の吸湿容量は大きく、最大で自重の約70%の湿気(水蒸気)を吸着します。

関係湿度 90% で自重の 約70% の水分を吸湿
10Kgで最大約7リットルの吸湿量 (関係湿度 90% 時)

<効果>
結露防止、調湿、消臭、害虫の発生防止、木材の腐敗防止等

使途

Ⅰ.家屋の衛生管理
■床下の調湿(※夏型結露対策)
■束周りの木材の腐敗防止
■コンクリートの湿り対策
■シロアリ等、不快害虫の発生防止

Ⅱ.ビル、マンション、施設管理および住宅修繕
■水漏れ・浸水時の処置
■トイレ、風呂場、水廻りリフォーム時
■コンクリート面の水分放出対策の配管周りの結露対策
■トランクルーム、倉庫の空調
■カビ臭・コンクリート臭対策

夏型結露とは
日本の夏は蒸し暑く、大気中には大量の水分が含まれます。結露が生じる露点温度(水蒸気が飽和状態にある温度)は梅雨の時期で15℃前後、盛夏で20℃前後です。これに対して床下や建物内のコンクリートは露点温度以下の状態にあります。そのため侵入した外気が土やコンクリートで冷やされ結露が生じます。床下、地下室、土間床、掘りごたつ式駐車場などで夏に発生する結露を夏型結露と呼び、冬の屋内で発生する冬型結露と区別します。
この夏型結露は冬に比べると空気中に含まれる水分量が多くなることから被害も甚大となります。また、放置するとカビや寄生害虫の発生を伴うことがあり、十分な注意と対策が必要です。

横線は関係湿度(%)、縦線は吸湿率(%)を示します。 A型は食品、医薬品、電子部品等の梱包で使用される一般的シリカゲルです。常温では吸湿作用の働きをし、一度取り込んだ水分は放湿しません。再生するには150℃以上の高温が必要です。 B型は湿度が高くなるほど吸湿力を発揮、湿度が下がると取り込んだ水分を放湿して空間を調湿する働きがあります。

※湿度変化がない時は吸湿、放湿のいずれの働きもしない状態(平衡状態)にあります。また、吸湿と放湿の働きは使用開始時の関係湿度を起点とします。

【 よくわかる!シリカゲルB型の調湿について (Q&A形式) 】

相対湿度50%の状態にあるB型シリカゲルを設定します。

<以下の空間J・K・Lはいずれも同じ容積で、温度変化は無いものと考える>

Q1.
B型シリカゲルを取り出し、相対温度70%の空間Jに移動させた場合、湿度はどう変化するか?
A1.
空間Jの相対温度は50%以上、70%以下の範囲となります
【説明1】
空間J において、B型シリカゲルは吸湿を開始 ⇒ 空間J の湿度は急速に下がり始めるが、ある湿度域で止まる
(空間の雰囲気湿度になじむ) ⇒ 以降、空間J の相対湿度は安定する。
Q2.
Q1の実験後、空間J は湿度60%で安定したとします。次にそのシリカゲルを相対湿度60%の空間Kに移動させると湿度はどう変化するか?
A2.
空調Kの湿度は60%のまま、変化はありません。

【説明2】
空間KとB型シリカゲルに閉じ込められる水蒸気量(圧)が平衡しているためです。
Q3.
空間K に設置してあるB型シリカゲルを、関係湿度40%の空間L に移動させると湿度はどう変化するか?
A3.
空間Lの相対湿度は40%以上、60%以下の範囲となります。
【説明3】
空間L においてB型シリカゲルは放湿を開始⇒ 空間L の湿度は急速に上昇、しかし、空間Lが湿度60%を越えることはありません。⇒ある湿度域で止まる(空間の雰囲気湿度になじむ)⇒空間L の相対湿度は安定する。

B型シリカゲル調湿工事例

Ⅰ.床下施工例
床下の侵入口と15Kg入りシリカゲルの袋 1坪あたり約10Kgをなるべく均等にまく
束柱、配管廻りは重点的にまく 地面の状況に応じてポリシーとを先に敷く

調湿に加え悪臭対策が必要な場合は粒状竹炭を混合して使用することをお薦めいたします。B型シリカゲルと相性が良く相乗効果が望めます。施工方法はあらかじめ混合させたものでも施工の際に順にまいても構いません。

Ⅱ.畳下施工例
座板の上に1畳約2Kgを均等にまく 座板状況に応じて先に和紙、不織布を敷く 

Technos B型シリカゲル 原料販売

B型シリカゲル 球状 2~5mm
荷姿: 15Kg入ポリ袋   
MSDS(商品安全データシート) 
ROHS対応試験(指定有害物質含有情報)分析結果値 提出可(分析結果PDF)
ご希望の内容量に充填し提供いたします。
荷姿:不織布入 (例)500g 1Kg等
■粒状竹炭 2~5mm 【脱臭対策】
荷姿:30リットル入り(約8~9Kg/1袋)ポリ袋
各種分析が可能です。また、含水率を低く抑えています。
この他、ご希望があればお申しつけください。
■B型シリカゲルと竹炭のブレンド
ご希望の配合比率に混合したものを提供いたします。
荷姿:30リットルのポリ袋 他
 

テクノス買い物市にて発売中

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