シリカーボンplusは3種類の薬剤により多湿による品質の劣化、カビの発生、および臭気抑制に対応しますが、それぞれの効果について説明します。
先ずは空気中に含まれる湿気を除去する効果は主に乾燥剤シリカゲルが担います
このシリカゲルは化成品ですがケイ素を主成分とした安定した物質です。ミクロレベルの無数の孔(すきま)の中に湿気(水蒸気)を吸着し、一度湿気を取り込むと高温で加熱しない限り放しません。
また、白いシリカゲルの粒に青色の粒がインジケーターとして混じりますが、この青色がピンクに変色するまで効果は持続します。
次に黒く丸い粒は球状活性炭です。こちらもミクロサイズに設計された孔(すきま)より大気中のガスおよび臭気を取り除きますが、強い刺激臭のアンモニアだけではなく腐敗臭で毒性のある硫化水素も短時間で吸着します。また、シリカゲルほど多くの割合ではありませんが除湿効果も含まれます。
最後に防カビ剤です。
こちらは合成ゼオライト(天然ではなく、ゼオライトの組成に模して作成)に窒素化合物の優れた抗菌性を加えたもので、カビの繁殖を抑制し、悪臭の除去にも対応します。
上記のように、3種類の薬剤は除湿・脱臭・防カビの役割を複数持つことから、それぞれに補完しあう関係より相乗効果の高い組み合わせとなります。
また、その効果は、いずれも高いレベルを公的試験データが示します。(サイト参照)
以上のようにシリカーボンplusはくつ、かばん、皮革製品の梱包(包装)および長期保存時に加水分解、悪臭、カビの発生から大切な商品を守ります。