日本の気候は四季が分かれているのが特徴的ですが、特に梅雨や夏場はジメジメした空気が広がり、冬場でも結露が発生するなど、湿気と無縁ではいられない環境であります。住宅においてこれらの問題は、室内の快適さや建材の劣化にも影響を与えるため、適切な対策が重要です。今回は、湿気がどこから発生するのかについて触れてみたいと思います。
リビング内で発生するものに、まず料理が挙げられます。特に鍋やフライパンを使う調理では多くの水蒸気が発生するため、換気扇を回さないと、湿気が部屋全体に広がってしまうことがあります。また冬場、石油ストーブやガスストーブを使用すると、燃焼時に水蒸気が発生します。例えば、石油ストーブの燃料を燃焼させると約1リットルの水蒸気が発生すると言われているため、これらの暖房器具は、室内の湿度を上昇させる要因になるようです。また、呼吸や汗など、人間の活動からも水蒸気は発生します。呼吸から水蒸気は発生するほか、特に夏場では人は室内にいるだけで平均3ℓ/日の汗をかくと言われております。そのほか、洗濯物の室内干し、お風呂場・洗濯機廻りなども湿気が常時発生していることが多い場所です。

これらのように人の生活空間からは様々に湿気を発生させています。乾燥した晴れの日など、外気のほうが湿度が低い時期であれば窓をあけて外気を取り込むことで、ある程度の湿度を抑えることができます。しかし、雨の日や梅雨時など、外気からも湿気が侵入してくるような時期であれば乾燥機・又は乾燥剤の設置を検討する必要があると考えられます。
乾燥機は優れた除湿機能を持つ一方で、熱を発生するために室温を上昇させる、大量の電気を消費する、動作音がする、設置にある程度の面積が必要、、などの懸念もあります。とくに梅雨時であれば乾燥機の発する熱が冷房機器に負荷をかけるために相当の電気料金がかかることが考えられます。そんな場合は手軽に設置が可能な乾燥剤の使用をお勧めいたします。
テクノスナカタでは、除湿機能をもつ基本的な乾燥剤に加え、防カビ剤・脱臭剤を配合した製品や天日干しで繰り返し使用ができるシリカゲルB型を使用した製品など、様々な乾燥剤を扱っています。ぜひ選択肢の一つに一考ください。
最後に新発売のファインドライG-2連結吊り下げタイプを紹介いたします。最大吸湿量180mlのファインドライGを2連結させた吊り下げフック付き調湿剤です。断熱マットとシリカゲルの二重構造により断熱機能あわせもつ他、カーテンレールやクローゼットなどに吊り下げての使用、隅角部などに立てかけて設置させることが可能です。

