輸送、梱包、倉庫、工場で使用する 長期間交換が不要な業務用乾燥剤、除湿剤とは?

輸送、梱包の際の湿気、結露、カビ対策に業務用除湿剤、乾燥剤が使用されます。

その際には除湿剤の効果に加え、持続性についても考慮する必要があります。

国内向けであればJRコンテナの約1週間が最長となりますが、海外に向けた海上輸送では、EU諸国で約2か月程の時間を要します。

そこで業務用除湿剤は、出来る限り長期に渡り高いパフォーマンスを示せることが理想となります。

これらはシリカゲル、塩化カルシウムを使用したものが多く、日数、航路、積み込み時の気象条件等を想定した上で、積載する荷物の種類と内容量、および梱包材の情報を基に使用量を算出します。

この主な使用目的は、湿気による弊害である錆、カビ、品質の劣化防止、およびコンテナ内の壁や天井に発生する結露水によるダンボール汚染が大半を占めます。

一方、倉庫、工場においては、長期休暇とは別に、期限が定まらないまま除湿対策を必要とするケースがあります。

その理由は多様にあるようですが、このような相談を受けると先ずは、自社で除湿剤の交換が可能であるか否かを尋ねます。

すると、人手が足りない、もしくは担当者が見当たらないという理由によりその時点では難しい、もしくは出来ないとの回答になります。

その時、必ずと言っていいほど頂戴するご質問とは、長期に交換が不要な乾燥剤、除湿剤の存在についてです。

この質問については、対象物、および保管条件が様々であることからケースバイケースの回答をせざるを得ません。

次に保管場所での電源、および空調設備の有無を尋ねます。

空調がある場所であれば何らかの人の出入りがあり、動力と合わせた除湿対策を組むことができるからです。

たとえば、エアコンが無い場合でも、扇風機、サーキュレーターの使用は空間内の空気循環と表面温度を相対的に上昇させる意味においていえば、広義の除湿対策とみなされても良いと考えます。

ただし、全く無人であれば動力の運転による出火の可能性も否定できないと、途中から使用を見合わせるケースも目立ちます。

その結果、商品、資材の長期保管、保存では、多くの海上コンテナと同様、空調設備の無い場所で行わざるを得ないケースが少なくないことが分かります。

そこで、拙サイト内「空調設備のない倉庫、工場における湿気、結露対策」を紹介しております。

ここでは大自然の原理を活用した除湿対策と、送風、換気においては、できる限り簡易的な動力を使用した方法、並びに荷物のレイアウト、ストレッチフィルムに巻かれたパレットの保管方法などを紹介しております。

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